抄録
現状の普通コンクリートブロックは密度が大きく、地震や事故などにより倒壊した際に非常に危険であるため、ブロック塀を軽量化することが望ましい。しかし、一般に軽量コンクリートブロックは圧縮強度が小さいものが主である。よって本研究では、リサイクル材でありポゾラン反応による強度増加の見込めるペーパースラッジ灰を用いることにより、JIS A 5406に規格される軽量コンクリートブロックの密度1.7g/cm3未満であり、普通コンクリートブロックの圧縮強度規格値である(全断面積に対する圧縮強さ)8N/mm2以上を満たすコンクリートブロック製品の開発を行い、地震波振動装置を用いて耐震効果を確認した。その結果、目標値を満足したブロックはM7相当の一軸方向における振動においても倒壊せず、普通コンクリートブロックより良好な耐震性を確認した。