2016 年 70 巻 1 号 p. 148-153
本研究では、カルシウムアルミネートを細骨材として利用した場合のモルタル物性に及ぼす影響について調査した。その結果、圧縮・曲げ強さは珪砂、川砂、石灰砂と同程度であった。一方、モルタルのフロー値は他の細骨材と比較して小さくなる傾向が確認された。その原因として骨材の実績率による影響に加えて、骨材表面にてカルシウムアルミネート系水和物が生成したことに起因すると推測した。また、水中養生下では膨張性を示した。一方で乾燥収縮は他の骨材と比べて大きくなり、物性をコントロールする上では、初期養生条件に配慮する必要があることも明らかとなった。