2016 年 70 巻 1 号 p. 363-370
本研究は天然ゼオライトを骨材および混和材に用いたポーラスコンクリート(以下PoC)およびモルタルの凍結融解作用下での劣化機構について明らかにすることを目的としている。凍結融解試験はRILEM CIF試験およびASTM C 672に準じたスケーリング試験と埋込み型ひずみゲージを用いた変形の測定を行った。天然ゼオライト粗骨材を用いたPoCの表面劣化は普通骨材を用いたものよりも優れた抵抗性を示したが、内部変形は増加する結果となった。また、天然ゼオライト細骨材を用いたモルタルの劣化挙動はゼオライト粉末を混和した場合において劣化が激しくなったが、粉末を混和しない配合であれば普通骨材を用いたものとほぼ同程度であった。