早期交通開放型コンクリート舗装(1DAY PAVE)について、積算温度を用いた強度管理方法と施工ひび割れの検討を行った。本舗装は、汎用的な材料を使用しつつも配合の検討により強度発現性を高めた舗装である。この特徴により養生期間を短くし早期の交通開放を可能とするが、一方で短期間に効率的かつ適切に曲げ強度を評価することが必要となる。そこで、積算温度を用いた曲げ強度の評価手法について検討し、その有効性を確認した。また、施工ひび割れの照査を行った結果、適切に保温養生を行うことが強度発現性を確保する為だけでなく施工ひび割れを防止する為にも重要であることが分かった。