岡山大学 大学院環境生命科学研究科(〒700-8530岡山県岡山市北区津島中3-1-1)
2017 年 71 巻 1 号 p. 288-294
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究は、コンクリートの養生中の温度履歴がコンクリートの乾燥収縮ひずみおよび細孔構造に与える影響について検討を行ったものである。高温で養生されたコンクリートでは、直径6nm以下の微細な細孔の容積は減少し、直径50nmから100nmの細孔容積が増加する。直径6nm以下の細孔容積と乾燥収縮ひずみとの間には相関関係がみられることから、高い温度で長く養生されたコンクリートは細孔構造が粗になることで、乾燥に伴う水分損失量は多くなるが乾燥収縮ひずみは小さくなる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら