セメント・コンクリート論文集
Online ISSN : 2187-3313
Print ISSN : 0916-3182
ISSN-L : 0916-3182
耐久性
DEF膨張におよぼすコンクリートの最高温度とアルカリ及び硫酸塩量の影響
羽原 俊祐昆 悠介小山田 哲也田中舘 悠登
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 71 巻 1 号 p. 345-352

詳細
抄録

本研究ではアルカリ量および硫酸塩量を独立して変化させ、単位セメント量が300kg/m3のコンクリートのモルタル部の配合を想定し、アルカリ量および硫酸塩量がDEF膨張に及ぼす影響を検討した。2種類のセメント(HPC、OPC)を用い、70、80および90℃の熱履歴を与えた。ここで得られた限界値の結果は、マスコンクリートのひび割れ制御指針(2016)で示された内容とほぼ一致し、DEFひび割れの発生を防ぐコンクリートの最高温度の限界値の提案を裏付ける結果となった。ただし、最高温度70℃で比較的大きな膨張を示す範囲を、アルカリ量が多い場合には、硫酸塩量の限界値を17kg/m3から15kg/m3程度に下げる必要がある。

著者関連情報
© 一般社団法人セメント協会
前の記事 次の記事
feedback
Top