セメント・コンクリート論文集
Online ISSN : 2187-3313
Print ISSN : 0916-3182
ISSN-L : 0916-3182
セメント化学
モノカーボネートおよび共存物質がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響─Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その3─
品川 英斗斎藤 豪佐藤 賢之介佐伯 竜彦
著者情報
ジャーナル フリー

2018 年 72 巻 1 号 p. 33-39

詳細
抄録

本研究では、モノカーボネートおよび、共存物質の種類がエトリンガイト二次生成に及ぼす影響を把握することを目的として検討を行った。その結果、モノカーボネート単体をNa2SO4水溶液を用いて練り混ぜ水和させた場合にはエトリンガイトが生成しなかったのに対し、モノカーボネートとC-S-Hを共存させNa2SO4水溶液を用いて練り混ぜ水和させた場合には、エトリンガイトの生成が促進される結果が示された。またC/S比の低いC-S-Hが共存した場合には、さらにエトリンガイト生成が促進される傾向が確認された。加えて27Al NMR測定の結果より、エトリンガイト二次生成には、C-S-H中のSi鎖に置換した4配位Alが影響を及ぼしている可能性が示唆された。

著者関連情報
© 一般社団法人セメント協会
前の記事 次の記事
feedback
Top