フライアッシュ(FA)のアルカリへの反応性に影響する粒子特性の解明を目的に、粒子ごとのFAセメント硬化体中でのポゾラン反応性および、粒子特性がアルカリへの反応性に与える影響を解析した。その結果、FAを構成する6クラスの中でもセメントペースト中で反応するのは、表面がガラスで覆われた4クラスと判明した。さらに、それら中で最も存在割合の大きい、ガラスの主成分がAl2O3-SiO2(AS)で構成されたクラスが、反応性に影響を与えていることが判明した。また、FAの活性度指数に最も影響するのは球換算比表面積であり、ガラス相の化学組成の影響は小さい。FAの反応性は、ペースト中で反応するガラス粒子の表面積の大小により変動するという知見をFAの特性評価に活用することで、FAセメントの品質制御の更なる合理化により貢献できる可能性があると考えられる。