2018 年 72 巻 1 号 p. 63-69
高C3Sセメント─フライアッシュ─石灰石微粉末系混合セメント(AFC)はフライアッシュセメントの初期強度の改善に有効である。本実験はAFCについて、水和反応の温度依存性と塩化物イオン浸透抵抗性の検討を行った。AFCは低温においても高いC3Sの反応率を示した。低温ではフライアッシュの反応が抑制されるため、C3Sの反応率が高いAFCは、現行のフライアッシュセメントB種(FB)より低温での強度発現に有利であると考えられる。また、AFCの塩化物イオン浸透深さは普通セメント(N)より浅く、FBと同程度であった。