2019 年 73 巻 1 号 p. 176-183
本研究ではフライアッシュⅣ種で管理されるがⅡ種の品質規定も一部満足する未利用の石炭灰を対象に、コンクリート用混和材としてセメントの20%質量を外割り添加したコンクリートの品質・性能評価を行った。その結果、本石炭灰はセメントと細骨材を補間する粉体としてワーカビリティーを阻害せず、コンクリートの空気連行性を確保できることが確認された。この結果を踏まえ、生コンの実用化に向け、使用する石炭灰の品質範囲を提案した。さらに、実際の場所打ちPC床版への適用性の検討を行った。フレッシュ性状と硬化性状を満足し、十分な塩分浸透抵抗性とアルカリシリカ反応抵抗性を有するコンクリートが製造可能なことを示した。