2019 年 73 巻 1 号 p. 184-191
プレキャスト部材同士の接合の合理化を目的とした拘束型重ね継手を提案し、重ね長さとスパイラル鉄筋のピッチ(補強筋比)に着目し、継手単体の引張試験を行った。そして接合部にこの拘束型重ね継手を用いた部材の曲げ実験とせん断実験を行った。その結果、主鉄筋径がD25シリーズでは、主鉄筋の重ね長さを主鉄筋径の9倍、主鉄筋径がD13シリーズでは8倍とし、スパイラル鉄筋の補強筋比を6.2%とすることで、SD345の鉄筋継手としての性能を発揮することがわかった。また、この継手を用いて接合した分割型試験体は、一体型試験体と同程度の曲げ性能およびせん断性能を有することがわかった。