2019 年 73 巻 1 号 p. 287-294
軽量コンクリート2種を用いた道路橋床版の寒冷地への適用性を検討するために、粗骨材、細骨材ともに軽量骨材とし、W/Bが37%と25.5%の配合に対して凍結融解試験を実施した。その結果、軽量コンクリート2種では空気量の増加による耐凍害性の改善は認められず、W/Bが37%の場合には軽量粗骨材と軽量細骨材の含水率を下げ、凍結に伴う膨張圧を抑制することで耐凍害性が改善することを確認した。一方W/Bが25.5%の場合には、水分を含む通常の軽量細骨材を用いても軽量粗骨材が低含水状態であれば、軽量細骨材中の水分が自己乾燥状態にあるペースト部に供給されることで軽量細骨材の含水率が低下し、耐凍害性が改善することを明らかにした。