本研究は、伸縮継手を通過する際に発生する荷重変動がRC床版に及ぼす衝撃係数に関する実験研究である。実験ではRC床版に一定荷重および荷重変動による疲労実験を行い、耐疲労性および実験衝撃係数を評価した。その結果、一定荷重に対して荷重変動±20%、±30%が作用した場合、それぞれ寿命が60%、90%低下する結果が得られた。また、実験衝撃係数においても道路橋示方書・同解説に規定する衝撃係数を上回る結果が得られた。よって伸縮継手通過付近のRC床版の曲げ剛性を高め、たわみの抑制を図るか、床版に要求される疲労寿命に応じた伸縮継手の段差量以下となるように維持管理する必要があると考えられる。