本研究は廃コンクリートから酸溶解により内部の骨材を回収する技術の確立を目標にしている。本稿では、まず最適な溶解条件(酸の種類や濃度)の決定や再生粗骨材の物性値の評価や複数回回収の可否について考察を行った。濃度20%のギ酸水溶液を用いて酸溶解により得た再生粗骨材の物性値(絶乾密度、吸水率、微粒分量、すりへり減量)を調査した結果、JIS A 5021に定める再生骨材Hの規格値(絶乾密度、吸水率、微粒分量、すりへり減量)を満たす高品質なものを得ることができた。さらに、その再生粗骨材を再生粗骨材使用コンクリートから3回まで回収できることを確認した。