原料コストは高いものの凝固点降下作用に優れる亜硝酸リチウムと、原料コストが安価でセメントの水和反応の促進に優れる亜硝酸カルシウムを混合使用することにより、氷点下環境での耐寒性と汎用性を併せ持つ耐寒剤の開発を目的としている。本研究では、亜硝酸リチウムと亜硝酸カルシウムをそれぞれ単独および混合使用したセメントペーストの流動性や、練混ぜ直後から氷点下環境で養生した場合の強度発現性について実験的検討を行った。その結果、NO2-量の配合比として亜硝酸リチウムを50%以上添加することによりセメントペーストの流動性を保持できるとともに、練混ぜ直後から-5℃の氷点下環境で養生しても良好な強度発現性を示すことを確認した。