2025 年 78 巻 1 号 p. 263-271
本研究では、吸水調整材塗布による下地処理後ポリマーセメントモルタル(PCM)で被覆したコンクリートについての下地処理条件や被覆条件を変化させて促進中性化試験を行った研究成果をもとに、基材コンクリートの中性化に対する抵抗性に及ぼす影響因子としての吸水調整材の塗布量、PCMの被覆厚さ並びにポリマーセメント比の影響を整理することによって、PCMを被覆した基材コンクリートの見掛けの中性化速度係数算定式を提案している。更に、コンクリートの中性化速度に関する一般式を用いて促進中性化試験期間と屋外暴露期間の関係式を導き、PCMを被覆した基材コンクリートの屋外暴露での中性化深さ推定式を提案している。