セメント・コンクリート論文集
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セメント系新材料
炭酸塩活性化高炉スラグ硬化体の反応と強度発現
胡桃澤 清文
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2025 年 78 巻 1 号 p. 554-561

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抄録

高炉スラグ微粉末の反応性を高める添加剤として炭酸塩が挙げられる。反応によって生じる微細構造の変化と強度発現について十分に検討されていない。そこで本研究では炭酸塩を加えた高炉スラグ微粉末の反応と強度発現について検討を行った。その結果、炭酸カリウムを添加した系において強度発現に優れていることが明らかになった。また、炭酸塩に加えて水酸化カルシウムを加えることによって反応が促進することを明らかにした。炭酸ナトリウムを加えた系ではゲイリュサイトが生成するが、炭酸カリウムを添加した系ではハイドロタルサイトやC-A-S-Hの生成が確認された。炭酸塩を過剰に使用した場合や水酸化カルシウムを過剰に加えた場合には流動性に乏しく試験体の作製が困難であり、適切な添加量を選定する必要があることが示された。

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