茶業研究報告
Online ISSN : 1883-941X
Print ISSN : 0366-6190
ISSN-L : 0366-6190
短報
茶葉の水中浸漬処理における内容成分について
白木 与志也
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 2011 巻 112 号 p. 112_47-112_53

詳細
抄録
水中浸漬処理を行い,GABA含有量を高めた茶葉について,その機能性成分や安全性に関する成分の分析を行った。
その結果,一番茶生葉を水中に6時間以上,二番茶生葉を15時間浸漬処理することで,GABA含有量を1.5mg/g以上蓄積することができた。カフェインは減少し,フェオフォルバイドaは,茶葉の水中浸漬処理により増加する傾向にあった。
15時間水中浸漬処理を行った茶葉を用いて,荒茶に製造したところ,GABA含有量は一番茶では1.61mg/g~2.80mg/g,二番茶では1.60mg/gであった。しかし,香りでは一番茶及び二番茶ともに「ギャバ臭」が認められた。
以上のことから,茶葉の水中浸漬処理を行うことにより,GABA含有量は増加することが明らかとなった。また,今回の結果では,カフェイン含有量が減少し,フェオフォルバイドaは増加するものの,クロレラで設定されている基準値以下であることが判明した。
著者関連情報
© 2011 日本茶業技術協会
前の記事 次の記事
feedback
Top