茶業研究報告
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パラチオン劑によるコカクモンハマキ(Adoxophyes privatana WALKER)の防除について(第1報)
斎藤 哲夫植田 熊治
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1954 年 1954 巻 4 号 p. 30-37

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抄録

パラチオン剤によるコカクモンハマキ防除に必要なご,三の問題について圃場試験を行つた。
1.パラチオン剤はコカクモンハマキに対レて極めてすぐれた効果を示レ,現在使用されている有機燐殺虫剤のうち最もすぐれた効力を有していた。
2.パラチオン乳剤は0.04~0.02%の濃度で反当1-2石撒布すれば十分な効果が期待できる。なお水和剤は乳剤と効果が変らないが,粉剤は若干劣るようである。
3.6斗式等量ボルドウ液並びにヂネブ水和剤500倍液に混合直後撒布しても,殺虫効力は低下しなかつた。

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