独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
2004 年 2004 巻 98 号 p. 43-50
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マスト細胞はアレルギーの中心的役割もち,ヒスタミンなどの炎症性物質を放出する。本研究では,ヒト株化マスト細胞のヒスタミン合成酵素(HDC)に着目し,ヒスタミン合成に茶抽出物が及ぼす影響について検討した。その結果,品種によりHDCmRNAの発現量が異なることが判明した。しかしながら,カテキン類はHDC mRNAの発現調節に影響を及ぼさなかった。これらの結果より,HDC mRNA発現量の低下は,様々な茶成分の相互作用によることが推察された。
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