日本化学療法学会雑誌
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Cefluprenamの臨床的検討
中野 孝司西庵 利彦眞城 美穂二宮 浩司東野 一彌住 勝実松岡 瑛園田 隆姫野 誠一吉田 仁中川 正清池田 聡之前防 昭男吉本 崇彦
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キーワード: 呼吸器感染症
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1995 年 43 巻 Supplement4 号 p. 304-306

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抄録

新しく開発されたセフェム系抗生物質cefluprenamを呼吸器感染症患者に投与し, 臨床的検討を行った。対象症例は8例の呼吸器感染症患者で男性4例, 女性4例, 年齢は39~70歳であった。本剤1回1gを1日2回点滴静注した。投与期間は2~14日であり, 総投与量は4~28gであった。臨床効果はマイコプラズマ肺炎1例と基礎疾患が重篤であった1例を除く6例すべてに有効以上の成績が得られた。起炎菌が判明した2症例は, ともにStreptococcus pneumoniaeであり, 本剤投与後消失した。本剤投与による副作用および臨床検査値異常は認められなかった。以上の成績より, 本剤は呼吸器感染症に有用であることが示唆された。

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