日本化学療法学会雑誌
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耳鼻咽喉科感染症におけるcefluprenamの臨床的検討
金谷 健史海野 徳二長野 悦治中村 晃林 浩柳内 統
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キーワード: 耳鼻咽喉科感染症
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1995 年 43 巻 Supplement4 号 p. 434-436

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抄録

新しいセファロスポリン系抗生物質cefluprenamを耳鼻咽喉科領域感染症に使用した。慢性中耳炎急性増悪4例, 急性副鼻腔炎3例, 急性扁桃炎5例, 扁桃周囲膿瘍2例, 急性喉頭蓋炎1例の計15例について臨床検討を行った。投与量は1回1g, 1日2回 (5症例のみ1日1回) を3~12日間 (平均6.3日), 総投与量は4~24g (平均10.7g) であった。臨床効果は著効9例, 有効4例, やや有効2例で有効率は86.7%(13/15) であった。細菌学的効果では除菌率81.8%(9/11) であった。臨床検査値異常として1例に好酸球の軽度上昇を認めたが, 他に副作用は認めなかった。

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