日本畜産学会報
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一般論文(原著)
泌乳持続性の改良に対する乳量および体細胞スコアの相関反応の予測
山崎 武志萩谷 功一長嶺 慶隆武田 尚人佐々木 修山口 諭曽我部 道彦齊藤 祐介中川 智史富樫 研治鈴木 啓一
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2014 年 85 巻 1 号 p. 13-19

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抄録
体細胞スコア(SCS)と負の遺伝相関があるとされる泌乳持続性(分娩後240日乳量-60日乳量)について,初産と2産の泌乳持続性予測育種価に対する重みづけが異なる選抜指数に基づく種雄牛の選抜を想定し,305日乳量およびSCSの相関反応を予測した.重みづけは,[初産:2産]=[0 : 1]~[1 : 1]~[1 : 0]の範囲で設定した.相関反応量は,形質間の遺伝共分散推定値および種雄牛の泌乳持続性予測育種価における平均信頼度を用いて予測した.初産と2産の305日乳量および初産のSCSにおける相関反応量の絶対値は,重みづけが[初産:2産]=[1 : 0]のとき最大となった.一方,2産のSCSにおける反応量は,重みの違いに対する変化が比較的小さかった.このことから,泌乳持続性の改良により,305日乳量が増加し,かつSCSが低下する最大の相関反応量を得るためには,初産の泌乳持続性のみの選抜が望ましいと推察された.
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© 2014 公益社団法人 日本畜産学会
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