日本畜産学会報
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一般論文(原著)
十勝若牛®を用いた枝肉の客観的評価値と消費者食味特性との関連性
山本 紫乃伊藤 信一坪坂 修二脇坂 巧岡田 繁山口 悠前田 さくら口田 圭吾
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2014 年 85 巻 3 号 p. 315-320

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抄録
ホルスタイン種若齢肥育牛である十勝若牛において,消費者による食味評価と枝肉の客観的評価値との関連性について調査した.画像解析形質(5形質),枝肉格付形質(4形質)およびMUFA割合を客観的評価値とした.食味試験は異なる(一部同じ)個体から得た十勝若牛14頭のロースまたはサーロインのステーキ肉を2点比較法により実施し,1,074の有効回答を得た.消費者の食味形質は,香り,柔らかさ,ジューシーさ,好ましさの4項目とした.客観的評価値と食味形質との関連性について,形質間の相関係数を算出した.食味形質間の相関係数は,香りと柔らかさ,香りと好ましさ以外で0.63から0.88と高い相関関係が得られた(P<0.05).また,客観的評価値と食味形質では,脂肪面積割合とジューシーさ(0.77),肉色の詳細評価値であるiBCSと柔らかさ(−0.70),月齢と柔らかさ(−0.66)などで中程度の相関が示された(P<0.01).以上より,十勝若牛では,脂肪面積割合,iBCS,月齢などが食味形質と関係しており,これらを用いることで,食味予測の可能性が示唆された.
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© 2014 公益社団法人 日本畜産学会
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