日本畜産学会報
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一般論文(原著)
黒毛和種および交雑種の胸最長筋における脂肪交雑形状が枝肉単価に与える影響
竹尾 麻紗美阿佐 玲奈萩谷 功一口田 圭吾
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2016 年 87 巻 3 号 p. 253-257

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抄録

新細かさ指数(NFI)を用いて脂肪交雑形状,特に細かい小ザシが枝肉単価に及ぼす影響を調査した.材料牛は2005年から2013年に屠畜された黒毛和種去勢牛(n=12,754)および交雑種去勢牛(n=4,620)である.各品種でBMS No.ごとにNFIの平均値を算出し,BMS No.ごとに0.5標準偏差を基準に3段階(小ザシが少ない,普通,多い)に分類し,それぞれの平均枝肉単価を求めた.その際,共励会入賞牛等は除いた.黒毛和種と交雑種のNFIの平均はそれぞれ76.8±10.7,61.7±10.2であり,黒毛和種の方が有意に高かった(P<0.01).各BMS No.において「小ザシが多い(+)」の平均枝肉単価がおおむね高く,+と-の平均枝肉単価の差は,黒毛和種で20円(BMS No. 10)から198円(BMS No. 2),交雑種で58円(BMS No. 6)から128円(BMS No. 4)の範囲であった.

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