小児の精神と神経
Online ISSN : 2434-1339
Print ISSN : 0559-9040
原著
極低出生体重児の3歳時における新版K式発達検査の発達指数と新生児期臨床背景との関連
万代 ツルエ八木 麻理子森岡 一朗
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ジャーナル 認証あり

2026 年 65 巻 4 号 p. 305-311

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抄録

【目的】極低出生体重(VLBW)児の新生児期の呼吸・栄養管理と3歳時の新版K式発達検査2001(K式)の発達指数(DQ)との関連を検討し,発達予後を予測する要因を明らかにする.【方法】VLBW児222名をappropriate-for-gestational age(AGA)群116名とsmall-for-gestational age(SGA)群101名に分類し,K式の各領域DQを目的変数,人工換気期間,酸素使用期間,経管栄養開始時間,栄養量が100 mL/kg/日および150 mL/kg/日到達日齢を説明変数として重回帰分析を行った.【結果】DQは人工換気期間や酸素使用期間,経管栄養開始時間の負の影響を受けた.SGA群は更に栄養量が100 mL/kg/日に達した日齢に正の影響を,150 mL/kg/日に達した日齢に負の影響を受けた.【考察】新生児期の呼吸および栄養管理は,VLBW児の発達予後を予測する要因である.

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© 2026 一般社団法人日本小児精神神経学会
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