2019 年 90 巻 4 号 p. 327-335
豚肉の消費行動に関する日中比較を行う目的で,2018年7~11月に日中の都市部在住一般人を対象にアンケート調査を実施した.その結果,日中ともに豚肉に対する嗜好性や食頻度は高かったが,日本では他の食肉類とほぼ同程度の食頻度であったのに対し,中国では突出して多く,一方で他の肉類の頻度が比較的低かった.また日中とも食品の安全性に対する懸念は共通で,豚肉購買時に注目する項目では「原産国」が高かったが,日本では国産品を志向するのに対し,中国は輸入豚肉の安全性も高いと認識されており,輸入豚肉の購買経験も日本より高かった.