日本畜産学会報
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一般論文(原著)
アニマルウェルフェアに関する知識が消費者の牛肉購買意向に与える影響
志賀 保夫松浦 晶央畔柳 正小林 裕志
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2020 年 91 巻 3 号 p. 251-258

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抄録

近年,アニマルウェルフェアに対応した肉用牛の飼養管理が求められているが,消費者はその簡単な概念も認知していないと推測される.そこで,25歳以上65歳未満の女性400名を対象としてインターネットアンケートをおこない,アニマルウェルフェアに関する情報提示による消費者の購買意向の変化をDAGMAR理論に基づき検証した.約7割の消費者はアニマルウェルフェアという言葉を見聞きしたことがなかった.しかし,簡単な概念の情報提示後,牛肉購入時に重視する項目のうち,特に「飼養のされ方」が有意に上昇した(P=0.000).また,アニマルウェルフェア水準の高い飼養方法で生産された牛肉に対する支払意志額の平均値は99.3円/100 gであった.これらの結果から,肉用牛の飼育環境におけるアニマルウェルフェアの重要性や実際の飼養方法について,定期的かつ積極的に消費者に向けて情報発信することが重要であると考えられた.

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