日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
ISSN-L : 1880-8255
一般論文(原著)
北海道和種馬群におけるドローンを用いた母子間距離および母子の行動についての調査
小林 萌友齊藤 朋子
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 92 巻 3 号 p. 351-359

詳細
抄録

北海道和種馬における母子間距離と母子の行動を調査した.生産牧場にて,2018年12月~2019年9月に生まれた北海道和種馬の子馬22頭およびその母馬を対象とし,ドローンで2019年5月~10月に映像撮影した.記録対象は0~8ヵ月齢の子馬とその母馬とし,映像より母子間距離と母子の行動を記録した.ウマは,高度30 mからのドローン撮影に対して警戒行動を示すことはなかった.月齢ごとの母子間距離の分布は正規分布せず,幾何分布で良く近似(R2=0.919)できることが明らかとなった.月齢ごとの母子間距離の中央値は4ヵ月齢と5ヵ月齢の間で変化しており0~4ヵ月齢では月齢に伴って有意(P<0.01)に増加していたが,5~8ヵ月齢では減少していた.さらに,0~4ヵ月齢の子馬において食草行動と母子間距離の間には直線的な有意(P<0.01)な相関がみられたが,5ヵ月齢以降は有意な相関はみられなかった.

著者関連情報
© 2021 公益社団法人 日本畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top