日本畜産学会報
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ヤギの消化率に及ぼす試験期間の影響
寺田 文典田野 良衛岩崎 和雄針生 程吉
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1982 年 53 巻 1 号 p. 29-32

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抄録
日本在来種ヤギ4頭を用い,エネルギー含量の異なる2種類の飼料を給与し,全糞採取法で消化試験を行う場合に必要とされる予備期間および本試験期間について検討を行った.採糞は24時間間隔で行った.1) 前給与飼料の影響をみるために切換え直後から30日間,毎日の排泄糞量,糞中のN,ADF,およびケイ酸含量について分析した.これらの変動より判断すると,前給与飼料の影響は5~10日前後で除去されるものと思われた.2) 糞中のN, ADF,およびケイ酸含量の変動に比べると排泄糞量の変動が大きく,排泄糞量の毎日の不規則性が消化率の精度に大きく影響することが示唆された.3)本試験期間を3,5,7日間として実験精度を比較したところ,日数が長くなるにつれて精度は向上するが,その度合はそれほど大きくなく,実験目的によっては本試験期間に7日を要さないことが示唆された.
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