日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
ISSN-L : 1880-8255
飼料中炭水化物によるエネルギー含量の変化が鶏ヒナの脂質合成におよぼす影響
田中 桂一高木 伸雄大谷 滋重野 嘉吉
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 53 巻 1 号 p. 50-55

詳細
抄録
炭水化物の配合量を変化させることにより,飼料中のエネルギー含量を増減させたときの鶏ヒナの肝臓における脂質合成能および脂肪酸合成に関与しているいくつかの酵素活性を検討した.肝臓中のトリグリセリド含量はME3200kcal/kgの飼料を,また全コレステロール含量はME1900kcal/kgの飼料を給与したヒナにおいて高い値を示した(P<0.01).肝臓中のリン脂質含量および血清中のNEFA濃度は,いずれのME含量の飼料を給与しても大きな差はみられなかった.肝臓切片における脂肪酸合成能,肝臓中のNADP-リンゴ酸脱水素酵素およびクエン酸開裂酵素の活性は,飼料のMEを1900から3200kcal/kgまで増加するとそれに伴って増加したが(P<0.01),さらに増してME3600kcal/kgにすると低下した.
著者関連情報
© 社団法人日本畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top