日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
ISSN-L : 1880-8255
モネンシンの添加が粗飼料多給めん羊の第一胃内におけるガスおよびVFA産生像に及ぼす影響
牛田 一成宮崎 昭川島 良治
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 53 巻 6 号 p. 412-416

詳細
抄録
モネンシンの飼料添加が,粗飼料多給条件下のめん羊第一胃内容物のガス及びVFA産生像に及ぼす影響について検討した.注射筒2本と三方コックからなる簡便な培養装置を用い,これにフィステルから採取した第一胃内容物を四重ガーゼで〓過したものを培養液として注入して,39°Cで4時間培養し,その間に発生したガスとVFAについて,モネンシン添加期と無添加期の間で比較した.その結果,モネンシン添加飼料の給与時には,第一胃内容物の総ガス生成量,CO2生成量,CH4生成量が,無添加飼料給与時に比べ減少し,またその差はいずれも統計的に有意であった.VFA産生像については,酢酸が有意に減少しプロピオン酸が有意に増加したが,酪酸には明らかな差は認められなかった.またモネンシン添加のこうした効果は添加をした21日間持続し減退することがなかったが,添加を中止した7日後には認められなくなった.
著者関連情報
© 社団法人日本畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top