山梨大学 大学院総合研究部
2024 年 49 巻 1 号 p. 19-22
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原料有機物を不活性雰囲気で蒸し焼きにすると、主に元素Cから成る炭素体が生成する。しかしながら単純焼成では残炭率(炭素化収率)は10wt%程度と低く、原料中の炭素の多くが熱分解ガスとなって固体炭素として回収できない。ここでは、炭素化収率を大幅に向上させながら多孔性を付与する原料の改質法として、ハロゲンや加圧熱水を用いた処理法を取り上げ、カーボンニュートラルを志向した「ものづくり」について紹介する。
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