2015 年 7 巻 1 号 p. 17-21
ビッグデータには、膨大なデータを扱う 「システム」としての側面、高度な数理処 理を扱う「分析」としての側面、そして、 データから生み出される新たな情報を「ビ ジネス価値」につなげるという側面がある。 このビジネスへの活用を担う人材は、デー タサイエンティストと呼ばれている。 データサイエンティストがビジネスで 使う機械学習には、学習された結果の正し さ、すなわち精度だけではなく、学習結果 の可読性が重要となる。 NEC 北米研の藤巻が中心に進めている 異種混合学習技術[1, 2]は、この要件を備 えた機械学習であり、機械学習に関する 数々の最難関学会で注目されているだけ でなく、既に多くの業種において活用され、 その有用性が示されている。