抄録
ビッグデータには、膨大なデータを扱う
「システム」としての側面、高度な数理処
理を扱う「分析」としての側面、そして、
データから生み出される新たな情報を「ビ
ジネス価値」につなげるという側面がある。
このビジネスへの活用を担う人材は、デー
タサイエンティストと呼ばれている。
データサイエンティストがビジネスで
使う機械学習には、学習された結果の正し
さ、すなわち精度だけではなく、学習結果
の可読性が重要となる。
NEC 北米研の藤巻が中心に進めている
異種混合学習技術[1, 2]は、この要件を備
えた機械学習であり、機械学習に関する
数々の最難関学会で注目されているだけ
でなく、既に多くの業種において活用され、
その有用性が示されている。