抄録
「小田原市デジタル田園都市国家構想総合戦略」の取組みを記事にするという研修旅行の受入れは、地域ビジョンの達成に向けた地域活動を有機的に発展させる「トリガー」となった。成果を見出す研修旅行の実施要件は、①デザイン思考のプロセスに則って、地方自治体が実施計画を立案し展望が見出せるまで伴走すること。②研修旅行者を、「経営学の実践能力を証明するエビデンスとして、取材した企業の紹介記事を作成し、成果物を就職活動に活用することを目論む大学生」とすること。③研修旅行の成立目的を、地域活動を有機的に発展させるプロモーション及びアクセレレーター策とすることであった。