抄録
空間的注意の自動的・能動的制御と性格特性の関連について検討した。空間的注意の自動的制御は周辺ボックス自体が輝度変化を起こすPosnerタイプ(1987)が用いられた。能動的制御は注視点上に矢印を提示するシンボリックcueが用いられた。いずれもcueの有効性は50%であった。性格特性は質問紙によって測定した。実験にはNEO-FFI、日本語版Sensation-Seeking Scale、楽観主義尺度が用いられた。結果、1)神経症傾向-高群は復帰の抑制量-SOA800msが低い、2)誠実性-高群はIOR量-SOA450msが高い、3)Experimental Seeking-高群は反応時間全般が早い、4)Thrill and Adventure Seeking-高群はIOR量-SOA450msが低い、というものであった。本報告ではそれらを包括的に考察し議論する。