日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第5回大会
セッションID: p1-043
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ポスター発表
読書行動に影響を及ぼす要因の検討
*五十嵐 拓也
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抄録

この研究の目的は読書行動に影響を与える要因を検討することである。そこで,読書行動と関係があると考えられる,読解力,読書イメージ,情報探索手段(読書・他人・インターネットの3つ),知的好奇心,読書娯楽という7つの要因を挙げ,これらの要因が読書行動に与える影響と,各要因間の関係を共分散構造分析によって検討した。調査参加者は東京の私立大学の学生164名であり,調査参加者の読書行動と先に挙げた7つの要因の側面を調べるため,3つのパートからなる質問紙に回答してもらった。分析の結果,(1)読書行動に影響を与える要因は「読書娯楽」と「情報探索・読書」という2つの要因だけであった。(2)読書行動が読解力に影響を及ぼすということ。(3)情報探索の3つの手段の関係は,「情報探索・読書」と「情報探索・他人」・「インターネット」に分かれるということが明らかとなった。

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© 2007 日本認知心理学会
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