日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第9回大会
セッションID: P4-7
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ポスター発表4(発達・加齢・動作・行為・視覚・聴覚)
行為模倣への意味記憶の寄与について
混合呈示パラダイムを用いた検討
*中山 真孝齊藤 智
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抄録
行為模倣は、少なくとも部分的に、長期記憶によって支えられている。これについて、既知行為(i.e., モノ使用のパントマイム)は未知行為よりも時間制約下での模倣成績がよいことが示されている。さらに同じブロックで既知行為と未知行為を混ぜて呈示すると別々での呈示と比べて、長期記憶の効果が減じられることも示されている。本研究は、既知行為の命名しやすさと混合呈示が模倣成績に与える影響を検討することで、長期記憶の中でも意味記憶が行為模倣に寄与するかどうかを検討することを目的とした。結果は、既知行為は未知行為よりも模倣成績が高かった。しかし、先行研究と異なり、混合呈示でも既知行為は未知行為よりも模倣成績が高かった。ただし、混合呈示による既知行為の成績低下はその行為の命名しやすさによって予測され、命名しやすい方が成績の低下が少なかった。
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© 2011 日本認知心理学会
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