日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
セッションID: P4-13
会議情報

ポスター発表4(記憶②)
形態情報の相違が視覚的統計学習に及ぼす影響
*西山 めぐみ大塚 幸生川口 潤
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
近年の統計学習(statistical learning)に関する研究により,視覚刺激の呈示順序の規則性が顕在的に意識されることなく学習されることが明らかになっている(e.g., Brady & Oliva, 2008)。本研究では,学習―テスト間におけるオブジェクトの形態的特徴の相違が視覚的統計学習の成績に及ぼす影響について検討を行った。実験は,規則性を含む刺激列を観察する学習フェイズ(偶発学習)と,学習フェイズに基づき熟知性を判断するテストフェイズから構成された。テストフェイズでは,オブジェクトの形態的特徴が操作された。実験の結果,学習―テスト間で形態的特徴が同一である条件と同様に,異なる場合にも視覚的統計学習が成立することが明らかになった。これは,視覚的統計学習の柔軟性を示すものであり,視覚的統計学習が日常生活における様々な認知的処理に寄与している可能性を示唆している。
著者関連情報
© 2012 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top