日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
セッションID: P5-1
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ポスター発表5(知覚・感性)
ニオイをコミュニケートするために有効な方法の検討
*綾部 早穂上野 安那小川 緑中野 詩織
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抄録
ニオイを嗅いだときに何のニオイかを同定することが困難であることは多くの先行研究で指摘されている。嗅覚独自の言語体系の欠如による符号化の困難さもあり、他者にニオイの情報を伝達し、嗅覚経験を共有することは他の感覚モダリティに比べて難しい。本研究では、ニオイの特徴を伝達しその感覚を共有する場面でのコミュニケーションにおいて、どのような言語的表現が有効であるのかを探ることを目的とした。実験参加者は同性の友人同士の2人1組で4種類のニオイのマッチング課題を遂行した。互いに相手が嗅いでいるニオイは分からず、オノマトペでニオイの特徴を伝え合うように教示した群と自由に言語表現をさせた統制群を設けた。結果として、統制群において具象的な表現がされる場合に嗅覚経験が共有されるとも限らないこと、その一方でオノマトペのような感覚的表現においても個人差が大きくこの場合も嗅覚経験の共有が困難であることが示された。
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© 2012 日本認知心理学会
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