日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
セッションID: P1-13
会議情報

ポスター発表1(思考・言語/発達・教育・学習)
画像-単語マッチング課題における上位概念共有効果
SOAの影響(2)
*河原 哲雄
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
山本・河原・大塚(2008)は、基礎レベルにおける継時的な画像-単語マッチング課題(SOAを1500ms、ISIを500msに固定)において、上位概念共有効果はプライムが単語でターゲットが画像の場合にのみ生じることを示した。本実験では、山本らと同じ画像及び単語刺激を用い、SOAを600ms、750ms、1000ms、1250msと参加者内で操作して、判断潜時への影響を検討した。その結果、(1)プライムが画像でターゲットが単語の場合は、上位概念共有効果は非有意でSOAの効果のみ有意、(2)プライムが単語でターゲットが画像の場合は、上位概念共有効果のみが有意でSOAの効果は非有意、(3)いずれの条件においても、上位概念共有効果とSOAの交互作用は見られなかった。
著者関連情報
© 2012 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top