日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
セッションID: P2-18
会議情報

ポスター発表2(認知神経科学/社会・感情/身体・比較/人格・臨床)
脚-身体比率(LBR)が身体形状の魅力に及ぼす影響(1)
*喜入 暁越智 啓太
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では,身体形状の魅力認知に及ぼす脚−身体比率(leg-to-body ratio; LBR)の影響について検討した。Sorokowski & Pawlowski (2008)は,ポーランド人を用いた研究において,ポーランド人の平均LBRの110%の値である,男性では0.5676,女性では0.5643が最も魅力的であるという結果を示している。そこで本研究では,日本人の被験者を用いて,日本人の平均LBRの110%(男性0.5054,女性0.4994)を上限とした刺激で同様のパタンが示されるかを検討した。40名の実験参加者にLBRの異なる男女各11パタンの身体形状のシルエットを呈示し,その身体の魅力度について7段階で評定させた。その結果,刺激性別に関係なくLBRが大きければ大きいほど魅力的であると認知された。また,LBRが小さい場合には男性刺激の方が女性刺激よりも魅力的であると認知された。
著者関連情報
© 2012 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top