日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
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ポスター発表2(認知神経科学/社会・感情/身体・比較/人格・臨床)
AD/HD様の生活困難を訴える成人を対象とした虚記憶の検討
*丹藤 克也山下 雅子羽生 和紀佐久間 隆介小玉 陽士五十嵐 一枝
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キーワード: 虚記憶, AD/HD, 成人
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p. 80-

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抄録
本研究では,高い確率で虚記憶を生成するDRMパラダイムを用いて,注意欠陥/多動性障害(AD/HD)と同じような生活困難を訴える成人の認知機能を検討した。健常を自覚する群とAD/HDを自覚する群に,15語で構成されるDRMリストと9語で構成されるリストを提示し,リストごとに直後自由再生を求めた。同時に,再生した項目に対してRemember/Know判断を求めた。その結果,正再生率は15語リストより9語リストで高く,反対にクリティカル語の虚再生は9語リストより15語リストで高かった。しかし,健常自覚群とAD/HD自覚群とで,これらの傾向に違いは認められず,いずれの指標においても群間で有意差は認められなかった。これらの結果から,意味ネットワークの自動的な過活性やソースモニタリング・エラーの傾向は,AD/HD様の生活困難を訴える背景に関与していない可能性が示唆された。
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© 2012 日本認知心理学会
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