日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第10回大会
セッションID: P3-5
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ポスター発表3(記憶①)
予定の想起に伴う主観的経験と予定の特性との関連性
*森田 泰介
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抄録
本研究の目的は,未来の予定の想起に伴う主観的経験と,予定の特性との関連性について検討することであった。大学生に対し,3分間でできるだけ多くの予定を想起して記述することを求めた。また,記述された予定に伴う“何かしなければならない感じ”の強度や,予定の緊急性,重要性,実現可能性について評定するよう教示した。さらに,記述された予定が,“あまり現実的ではないが,できたら良いなと思っていること”,“しようと決めていること”,“したくはないが,しなければならないこと”の3タイプのいずれに当てはまるかの判断を求めた。実験の結果,未来の予定の想起に伴う主観的経験を規定する要因が,予定のタイプによって異なることが明らかとなった。
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© 2012 日本認知心理学会
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