日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第11回大会
セッションID: P2-8
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ポスター2 記憶、発達・教育・学習、感情・動機
味の記憶
顕在記憶における精緻化の役割および糖度判断課題による潜在記憶の実証
*後藤 靖宏
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抄録
味の記憶について実験的に検証した.実験1では,味の顕在記憶について精緻化の観点からその影響を検討した.実験の結果,他の感覚における記憶と同様に,精緻化が有効な役割を果たし,また,マルチ記銘処理がなされることもわかった.実験2では,独自に開発した“糖度判断課題”を用いて,味の潜在記憶が見られるかを検討した.実験の結果,その存在が証明された.また,他の感覚の潜在記憶同様,知覚的な情報が潜在記憶として表象されていることが明らかになった.
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© 2013 日本認知心理学会
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