日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第12回大会
セッションID: P3-25
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ポスター発表3 知覚・感性,感情・動機
人工物利用に対する「怖がり」特性
*栗延 孟藤原 健志田中 伸之輔須藤 智原田 悦子
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キーワード: 人工物利用, 怖がり, 高齢者
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抄録

特に高齢者が情報機器・電気機器を使用する際に観察される「怖がり」行動(どう扱えばいいかわからないから怖くて触れない等の発話や不安に特徴づけられた行動特性)について明らかにするため,その強度をとらえる尺度の攻勢を試みた.郵送法による質問紙調査の結果,作成した9項目の尺度のうち,7項目が「人工物利用に対する怖がり」を反映していると考えられた。その平均評価値は,性差は認められなかったが,年齢については,より高い年代で「怖がり」を示す傾向が認められた。今後,怖がりが人工物利用に及ぼす影響について検討するために,各種のデータとの関係性の分析を行うとともに,怖がりと実際に新奇な人工物を利用する際の時間や操作のエラーなど達成との関連を検討する必要がある。

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© 2014 日本認知心理学会
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