日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第13回大会
セッションID: P-2-57
会議情報

ポスターセッション2
絵画におけるフラクタルと美的評価の関係
長 潔容江*原口 雅浩*三浦 佳世
著者情報
キーワード: 絵画, フラクタル, 美的評価
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
芸術作品の美しさを規定する要因の1つに秩序性が挙げられる。この秩序性は複雑性と規則性の2つの主成分から構成されており,秩序性と評価の関係については適度な秩序性をもつ作品は評価が高いことが示された。ただし,これらの印象が具体的にどのような物理特性から形成されるのかまでは解明されていない。本研究では,秩序性の下位要素の1つである複雑性の指標とされるフラクタル次元(以下,D)を,ボックスカウンティング法を用いたフラクタル解析により算出し,絵画の物理的な複雑性の値であるDと複雑性の印象との関係,そしてDと美的な評価との関係を検討した。その結果,複雑性の印象にはフラクタルが関係していることが示された。また,美的な評価においてもフラクタルなどの物理的な特徴が関係し,適度なフラクタルをもつ絵画は高く評価されることが分かった。
著者関連情報
© 2015 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top