日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_35
会議情報

ポスター1
自伝的記憶特性質問紙(AMCQ)日本語版開発の試み(1)
山本 晃輔槙 洋一瀧川 真也清水 寛之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

個人が過去に経験した出来事に関する記憶の総体は自伝的記憶と呼ばれ,その構造やメカニズムの解明を目指し,これまで多くの研究が行われてきた。近年,Boyacioglu & Akfirat (2015)は,従来の複数の質問紙を統合し,新たに自伝的記憶特性質問紙(Autobiographical Memory Characteristics Questionnaire, 以下AMCQ)を開発し,注目を集めている。本研究では,このAMCQの日本語版を開発することを目的とした。大学生715名を対象に,中学生時代の卒業式についての想起を求め,日本語に訳したAMCQを実施した。その結果,全項目についてCronbachのα係数を算出するとα=.80であり,一定以上の信頼性が確認された。原版どおりの14因子を指定した確証的因子分析を行い,適合度を算出したが十分な値は確認されなかった。また,探索的因子分析を複数回行い,8因子解と5因子解を見出したが,これらについても適合度を算出したところ,いずれの因子解もそれぞれの適合度が低く,適切なモデルは示唆されなかった。

著者関連情報
© 2021 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top