日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第23回大会
セッションID: O4-4
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仮想現実環境(VR)における知覚の"過小評価現象"の文献的検討
*村上 遥, 稲邑 哲也
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キーワード: VR, 過小評価現象, 知覚歪み
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抄録

仮想現実(VR)環境では、距離・サイズ・速度・時間・感覚などの知覚が現実世界と異なる点があることが知られている。中でもこれらの項目については、傾向的に過小評価される現象が多く報告されている。この現象は特に距離やサイズに関して広く研究されており、レビュー論文も存在するが、他の知覚要素を含めた統括的なレビューは少なく、共通の名称も未だ確立されていない。そこで本論文では、この一連の現象を「VRにおける過小評価現象(underestimation phenomenon in VR)」と名付け、現時点で報告されている関連研究を総覧することを目的とする。具体的には、視覚的手がかりの不足、視差情報の欠如、視野制限、身体運動との不一致といった要因が、どのように知覚の歪みを引き起こすかについて整理・考察した。

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