2021 年 59 巻 3 号 p. 255-260
本稿で紹介するプロジェクトは,J1で活躍するセレッソ大阪のホームスタジアムである「長居球技場」の改修工事である。1981年に新築された球技場は,大規模な第3期改修工事に着手している。「世界に誇れるスタジアム」を目指し,今回の工事では「育成型クラブならではの育むスタジアム」等を合言葉に,約25000人収容のスタジアムとなる。本稿では,今後も段階的な改修が行われていくことを念頭に考えた設計と施工の取組みを,プレキャスト化に焦点をあてて報告する。併せて,新技術として環境に配慮した高炉スラグ高含有コンクリートおよび高炉スラグ高含有セメントを用いたカラーコンクリートについても報告する。